黄斑前膜(上膜)手術体験記録




5.退院後

正常な左目のみを使用し、右目に眼帯をして生活を送りました。 眼帯はあまりに目の内出血状態がひどく、他人が気にすると思ったので半月ほど着用しました。 1週間後の検診では眼圧は正常に戻ったものの視力が回復していない状態でした。また、視野の欠けている部分が存在することに気づきました。

その後現在一月立ちましたが、視力は手術前の状態には戻っていません。 また、視野の欠けた部分はずっと欠けたままです。硝子体手術は1から3か月回復にかかるらしく、 黄斑前膜の方は半年くらいはかかるらしいですが、 現在のところ硝子体手術によって低下した視力と視野欠損は回復せず、視界の歪みは全く良化していません。

唯一の改善点は硝子体手術によって交換された硝子体のために飛蚊症がなくなったことくらいです。 仮に手術をしていなければ黄斑前膜はもっと進行していた可能性がありますので、 現在のところ意義があったかどうかの判断はできません。



6.50日経過後の再検診

大学病院での検診の結果、視力はほぼ回復していました。しかし、視野の欠けた部分は元には戻らず、視界の歪みも全く良化していません。 そのように伝えたところ、「欠けた部分に関しては、一切触れていないので回復するでしょう」 とのことです。理由もおそらくよくわかっていないように思われます。
写真上は黄斑前膜手術によって網膜が正常な状態になってきているのがよくわかりました。


黄斑前膜手術前の黄斑、網膜の状態


黄斑前膜手術後50日の黄斑、網膜の状態


ただ、前述したとおり、視界にはこの良化はなにも影響していません。
次回からは町の病院での経過観察ということのようです。


今後も経過を記録してゆきます。参考にしていただけると幸いです。

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